クライヌリッシュ14年


その昔、原料の麦をネズミから守ることを目的に、多くの蒸留所が「ウィスキー・キャット」と呼ばれる猫を飼っていました。
働きぶりのよい猫は愛称で呼ばれ、蒸留所で働く人々にマスコットとして可愛がられていたそうです。(中にはその死後に銅像まで建てられたウィスキー・キャットもいたとか)

猫のいるラベルのスコッチウィスキー「クライヌリッシュ」の蒸留所は、1819年にサザーランド公爵によって創設されました。 シングルモルトの中でも非常にバランスが良く、甘さとあと味のスパイシーさが魅力です。
ボトルのラベルを飾る猫はウィスキーキャットかと思いきや、調べてみると公爵家の紋章である山猫が描かれたものだとわかりました。
以来クライヌリッシュは、JADAのウィスキー好きのお客様に〈山猫〉の愛称で親しまれています。
「山猫ください…ロックで」 みたいに。

ちなみに、1967年に新設されたクライヌリッシュ蒸留所には、特に働いていない(笑)野良猫のリリーちゃんが居着いてるそうです。